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「教育」とは「経験」だ!

 
 
 
カフェのブログで、教育のことを語るという無謀にチャレンジしてみたいと思います。

「SANDECO COFFEE 数学カフェ / 数学塾」としてお店をオープンしてから、早2年とちょっととなりました。

周りの方の目としては「風変わりな、奇をてらったカフェ」という雰囲気でスタートしましたが、なんとかかんとかこの業態を大幅変更すること無く、今まで続けられてきております。

本当にありがたいことです。
ご愛顧頂いている皆さま、本当にどうもありがとうございます。

その中で、塾の生徒さんたちも現在定員いっぱいとなっており、その点でご迷惑をお掛けしている方もいらっしゃいます。
完全個別指導のマンツーマンで1人2時間制という形態を採っている以上、生徒さんの数をなかなか増やすことができないという現状があり、その点については大変申し訳なく思っております。

最近では、この仕事以外にも数学を教える機会を頂いたりすることもあり、単なるカフェの店長としてだけでなく、学生の子たちと接する時間が徐々に増えてまいりました。

「数学を指導する」という職務が中心となってはおりますが、その中でそれぞれの生徒さんたちの将来に向けて、どの様に話をし、どの様に僕の経験を伝えていけばいいのかと考える時間も多くなってきました。

その中で、現代の中学生・高校生にとって「学校」という組織が、果たして最もベストな環境なのだろうか?と疑問に思う部分もありながら、それでも現状の中での「ベター」な方法を模索して行く毎日です。






1つ、「教育とは?」という問いに対して、少しだけ確信めいた信念を持つ様になりました。

それは、「教育とは【経験】である」ということです。







全ての言葉をシンプルにして伝えるならば、教師は「導き指導する」存在というよりも、生徒たちがあらゆる経験をすることをサポートする「人生の先輩」としての位置づけがちょうどいいのではないかと思うのです。

もちろん、それぞれの科目についての「能力」や「技術」を鍛錬する指導者としての教師の意味合いを否定するつもりはありません。

自然科学については、自然に起こっている全ての事を分析し、解析し、理論化していく分野です。物事を理論化して体系的に理解できるかどうかは、それを導く者としての力量が非常に大きいと思いますし、その役割は失ってはならない「コア」の部分だと思います。

人文科学についても、経験値によって大きく左右される分野です。知識や経験をベースにして、いかにたくさんの人達を同じ方向に向かわせることができるか。それも独学で一朝一夕にできるものではありません。






でも・・・

と、思うのです。






各科目について、より高度な知識と思考方法を与えてくれる先生方はたくさんいらっしゃると思います。
では、生徒たち1人1人の「人生のグランドデザイン」を示してくれる人は、学校にいらっしゃるでしょうか。

前々から感じている疑問が1つあります。
よく親御さんや先生たちは、生徒の子たちに「将来は何になりたいんだ?」とか「将来はどういう方向に進みたいんだ?」という質問をします。

恐らくこの問いは、純粋にその生徒が興味ある分野を聞きたいという気持ちの元に、何の迷いもなく発せられる問いだと思います。

ですが、この問いを発する人に、僕は逆に聞いてみたい。
「将来の方向を決定するための経験を、あなた方はこれまでさせてくれましたか?」と。



実体験無くして自分の将来など決められるわけがありません。
たとえ「知識」があったとしても、自分の経験を元に自分の言葉で語れる様にならなければ、それは意味が無いでしょうし、何よりその「知識」を元にして自分の人生を決定する決断はできないでしょう。



だから僕は、教育の目的の1番目を「経験」することとしたいのです。



社会人になれば、「失敗」することのリスクがいかに大きいかは、皆が身に染みて感じていることだと思います。
歳を取れば取るほど、支えなければいけない存在が増えれば増えるほど、人々は「失敗」する事を恐れ、保身に走る様になると思います。

いわんや、今まで経験したことのない分野に飛び込もうとするならば、その恐怖心はいかほどか想像する事もできません。

しかし、中学生や高校生。もう少し延長して大学生の時代はいくらでも「失敗」できる時代です。
世の中に対する影響力は軽微かもしれませんが、やる事の規模の大小など関係ありません。
自分が何に興味と興奮を感じ、何に情熱を燃やし、何に没頭できるのか。
そしてその「結果」を社会の衆目に触れさせる事により、どれだけの評価を得られるのか。
その様々な「経験」を組織として与えてあげることができるかどうか?そこに生徒の大いなる成長が含まれているのではないかと考えるのです。

もちろん失敗することで挫折もするでしょう。いくらかの金銭も自信も失う可能性もあります。

しかし、挫折しないで成功する人はいない、とも思っています。

ならば、失敗するという「経験」も含めて、なるべく早い内に経験させておいてあげる事は間違ってはいないのではないでしょうか。
色んな事に本気でチャレンジし、失敗し、道を変えて再チャレンジして自分の適正を見てみる。
もちろん同じ道に再チャレンジする事もあるでしょう。その経験は、不屈の精神が養われた証左だと思います。

だから、「教育」は「経験」。だと思うのです。








先日、「奇跡と呼ばれた学校」という本を読みました。
京都市立堀川高校の校長である荒瀬克己先生が書かれた本です。

「堀川の奇跡」と言われる様に、堀川高校はある年から急激に国立大学、特に京都大学への合格者数を一気に伸ばしました。
それだけではありません。例えば京都大学に入っても「学生の中でも、光る存在なのは堀川高校出身の子が多い」という評判も多々聞かれます。

堀川高校、特に荒瀬先生が取り組んだ事は、「自立した18歳を作る」という事でした。
具体的には、高校の学科の中に「探究科」という学科を作り、自分でテーマを決めて実験し、分析し、結果をまとめて考察し、最後には世界に向けて発表をするという事を「経験」させるというカリキュラムを採用していました。

先生たちの努力も並大抵では無かったと思います。さらに、大学や地域が連携してそれをサポートする体勢も整っていました。生徒たちの質が良かったという面もあるでしょう。

その結果、「堀川の奇跡」という結果が生まれ、全国からそのスキームを学ぼうとする人が絶えないのだろうと思います。



確かに、堀川高校の取り組みは素晴らしいし、現行の学校組織ではなかなかできるものではありません。

しかし、僕はこの「堀川イズム」にも、まだまだ足りない部分があるのではないかと考えています。

それは「雇う人間」と「雇われる人間」の違いを感じるという経験です。
もしくは「社長」と「スタッフ」の違いとも呼べるでしょう。

純粋な研究者を育てるには、堀川イズムのやり方は非常に適切な方法だと思います。ですが、皆が皆「研究者」を目指すとは限りません。

多くの人は会社に属し、会社の論理の中で自分の人生をコーディネートしていきます。
中には独立心が強く「起業家」の道を選ぼうと思っている人もいるでしょう。

そういう人たちに対する「経験」を、中学校・高校の内に与えることができないか?と思うのです。

もちろんこの側面の話をする際には「お金」の話は避けては通れません。
「お金」の持つ意味をちゃんと教え、そして経験させる事ができたら、日本のおける「シリコンバレー」の役割を担うことができるのではないか?と思うのです。



僕も、一介の経営者です。
スタッフも雇い入れ、お給料やそれぞれの経費を支払いながらお金を工面し、お店を経営しています。
事業としては決して順風満帆ではありません。
お客さんが来なくて売上が下がるリスク、円安の影響で原材料費が高騰するリスク、スタッフがいなくなるリスク、お店で何か事故が起こるリスク、ライバル店が出現するリスク・・・
数えればキリがないですが、その様々なリスクを抱えながら、それでもお客様に喜んでもらおう、スタッフも心地よく働ける様な環境にしようと日々考えています。

この経験は、「雇う人」にならなければ味わう事のできない事でしょう。

しかし、「雇う人」は「雇われる人」の気持ちも分かっていないといけないと思います。そうしないと長期的な運営はできないと思います。

「雇う人」と「雇われる人」の責任と権限。
その中にある、血液のような「お金」。

中学校や高校で、このエッセンスを少しでも伝えられたらいいなあと、日々感じているところであります。






まだまだ何も実績を作っていない「小僧」が、何をたいそれた事をほざくかとする向きもあるでしょう。

しかし、「門前の小僧、習わぬ経を読む」という言葉も日本にはあります。

それもこれも全て「経験」。良いも悪いも丸ごとひっくるめて生徒たちにぶつけてあげられる様な存在になりたいなと、これからも思い続けたいと思います。



長文駄文を最後までお読み頂きありがとうございました。

まだまだひよっこ、知らない事もたくさんありますし、経験できていない事もたくさんあります。
それでも、少しでも僕に関わって頂いている人たちが幸せになるように尽力していきたいと思います。

これからもどうぞ宜しくお願い致します!



SANDECO COFFEE 数学カフェ / 数学塾
上野晋太郎
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by sandeco | 2015-07-02 15:22 | 数学カフェ
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